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識育セルフコーチングとは?

 なぜセルフコーチングなのか…

 本来は、誰もが、自分のペースで、自分のやり方で、日常的に、無償で、自分自身の意識を育めたらいいなぁ、と思うのです。意識の深化は経験の質に関わることですので、生きていくことに直結します。ただ、幾つかの課題があるのも実情です。

費用面の課題

 アカデミックな背景をもつ厳密なアセスメント(診断)とフィードバック(診断結果に基づいた報告)は、ぼくが知る範囲でお勧めできるサービスは30万円程度かかります。はい、診断とフィードバックだけで、その後のコーチング等の支援は含みません。
 この識育コーチングも安くはありません(笑)ので、経済的に優位性のある方に限定された経験になってしまいます。ここでまた新たなディスコースによって分断を招いてしまうリスクが高いわけです。

支援者(コーチ)の課題

 誰もが、全てのクライエントを支援できるとは限らないという課題です。ここで、ICC国際コーチング連盟の創始者であり代表でもあるジョセフ・オコナー氏の書籍より該当する部分を引用します。オットー・ラスキーの研究に基づくものです。

 コーチが到達した段階によって、クライアントをどこまで支援できるかが決まるのです。これは最も重要なポイントです。すべての人は自己の発達段階に支配されています。コーチングの重要な要素は、クライアントの手助けをすることです。クライアントが自分を支配するものと自分を同一視することを止め、それを把握する手助けを行います。また自分を支配するものを生活の中で具現化することを止め、それを省察する手助けも行います。コーチがこうした事柄を自分自身で省察できない限り、コーチはクライアントに問題点を指摘できません。コーチ自身にとらわれているものがあるなら、コーチはそこからクライアントを解放することはできません。そのため、コーチが自分より上の段階に進もうとしているクライアントを手助けすることはほぼ不可能です。
 存在論(オントロジー)の視点からは、クライアントは自己の在り方に気づくことはできないと言えます。それをクライアントのために客観化するのがコーチです。しかし、これができるのは、もともとそのレベルの経験があり、そこから自分自身を切り離しているコーチだけです。コーチが発達段階の観念を持っていなければ、自覚のないままで自分のやり方を用いることになります。このようなコーチは、コーチングの方法論に支配されます。つまり、自己の発達レベルを知ることはコーチにとって倫理的な義務であるといえます。これは自己管理と自己発達の重要な部分です。

(Kindle の位置No.4776-4788). Kindle 版.

日常化の課題

 私たちは、一日でどれだけの意味構築をするのでしょうか?意識構造は思考の基盤となるものでしょうから、きっと思考の数と同数以上でしょう。例えば、自分の呼吸の方法を変化させるために、月に60分だけトレーニングを受けたとして、その変化はどれだけの期間を要し、どれだけ安定した変化を招き、どれだけそれが日常化されるのでしょうか。

 識育セルフコーチングのはじめ方

 ベーシックなレベルは、基本的に無償で公開していく予定です。共感できそうなコミュニティの皆さんと協働的に取り組んだり、勉強会をしたり、近未来的な寺子屋のように実践したいと思っています。

 勉強会などのイベント開催はもう少しお時間をいただきます。
 また、協働の可能性のある方々からのご連絡をお待ちします。 

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